本当に大切なもの 食・農・こどもたちの未来 そして私たちの暮らし NPO法人  使い捨て時代 を 考える会

 

更新 2017 .9 . 8

この指とまれ農場

農業体験教室

 使い捨て時代を考える会の農場。有畜複合循環有機農業。

 ここしかこんな場所はありません。

 京都府宇治市にある安全農産供給センターから車で一時間。

   交流の家は宿泊も農業研修も可能。農業教室も開催。平飼鶏舎4棟建設。加工も畑も田んぼもイベントも。

  研修生募集中(期間原則2年)

 

常駐生産者:2人(鈴木栄・中井英人)

経営内容(規模):平飼い養鶏400羽、肉鶏200羽、

         畑(350a)、水稲(30a)、農産加工品

                                   (沢庵、野草茶、バジルソース等)

栽培品目:大根、人参、サツマイモ他 約40品目

宿泊施設:有(自炊可能施設) 研修生寝泊まり可能

 

 

 所在地

〒518-1158 伊賀市白樫5165

 TEL 090-4119-2461(中井)

 e-mail  hideton501@yahoo.co.jp

 blog      http://ameblo.jp/hideton501/

 

平飼鶏舎

 

鶏舎前イベント(野草つみ・鶏解体他)

加工風景

交流の家

この指とまれ農場生産者(左:鈴木栄 右:中井英人)

2017年この指とまれ農場40周年

出席者:中井英人・鈴木栄・森正幸

 

 

 

: これまでの40年の振り返りと40周年の今年をどんな1年にしたいか、そしてこれから後世へどういった形でこ

   の農場を残していきたいか、について少しお時間を頂いてお話を伺いたいと思います。まずは発足当

   初について教えてください。

中井1973年に会が発足して、1975年にセンターができて、1977年にこの指とまれ農場ができた。

   2年おきですね。今年で40周年、俺75年生まれだからセンターと同じ年。農場ができた時は2歳

   だった。

: 当時場所はどこからスタートしたの?

中井元々は会館近くの少し下った畑と農業教室で使っている田んぼだけだった。

鈴木会が自分たちの農場を持って会員参加で農体験ができる場が欲しいということで土地を買って会の農

   場を立ち上げたのが始まり。

中井一時専従さんや研修生が常駐していた時もあったが、運営面で生産者も協力しながら細々と家庭菜園

   的に続いていたのが、足25周年を迎えた時にもう少し本腰入れてキッチリやって行こうというこ

   とになり法人化して有限会社この指とまれ農場となった。

森; その当時の代表は?

中井:槌田さん(会創設者)でした。法人化立ち上げ当初は僕らは積極的に関わっていなかったが、この農

   場をもっと盛り上げていきたいという強い思いから、深く入り込んで10年ぐらいになるかな、エコ

   トイレ建設やみな会館リォームをやりだした頃。

森: 当時から会員参加の稲作はやっていたの?

中井:会員さんと一緒にやる稲作だけは昔から毎年続けていたようです。

 

 

 

 

森: そうした動きを経て鈴木ファームとこの指とまれ農場が合併したのが2012年、今年で6年目に入る

   わけですね。

中井:合併初年度は年間売上8百万円ぐらいがお陰様で今では10百万円を超すようになってきた。

森: 養鶏という売上の柱ができたのが大きいですね。2013年に養鶏が始まる。養鶏を始める切っ掛け

   は?

鈴木:ちょうど養鶏を始める2年前ぐらいに会の中で卵の確保が難しくなっていて、センターからこの指と

   まれ農場で養鶏をやってみてはどうかと声を掛けてもらったのが切っ掛け。会やセンター、皆で協議

   してやると決まってからは、丸太買って剥き出すまで早かった。それから鶏舎が1年一棟ずつ建っ

   た。入雛までは2年かかったけどね。

森: 農場のことを考えた時、養鶏は象徴的なものとして位置づけられますよね。

中井:藤田さんに感謝しなきゃいけないのだけれど、皆で鶏舎小屋を建てたという意味では象徴的だよね。

鈴木:あの鶏舎小屋を一棟一棟手作りで建てたんだ、すごいよね。

: 手始めに鶏舎小屋を建てる場所を空けるのに果樹の根元をシャベルで掘って皆で力合わせて根っこご

   と引き抜いて移動させた。くそ寒い日だったのでよく覚えていますよ。

中井本当に大事なのはソフトなんだけど、鶏舎小屋建設はハード面での話で、スパッと切ってこれから始

   めるぞ!というのがわかりやすく伝わるよね、みな会館も最初は蛇がでてきたりしてすごく汚かっ

   た、そんな状態をリフォームするのに沢山の人が泊りがけで参加して協力くれた。

鈴木:鶏舎小屋やリフォームの話は会の農場の動きとして基本だし、皆で作るという意味で原形なんだよ

   ね。参加してくれた会員さんも自分たちの農場という気持ちにもなるだろうし。これからもこういう

   動きをやっていいかないとダメだよね。お金さえ出せばもっと形の良いものができるのだけれど、全

   部自分たちで作り上げたという所に価値がある。

 

 

 

 

森: そこの部分をもっと広く会員さんに知ってもらいたいですね。それでは今年をどんな年にしたいかに

   ついての話に移りたいと思います。12月の社員会でも話し合ったとおり、自給飼料養鶏一本化で今

   年スタートを切った訳ですが、鶏捌きイベントなどを通じてそこをいかにPRしていくかという動き

   になると思うのですが。

鈴木:来年の5月で自給卵は2年になるのだけれど、産卵率は思ったより良くてトウモロコシ飼料と比べて

   もあまり変わらないことがわかった。会の農場として実験的に始めたのだけれども、継続して経営的

   にも成り立つことを証明していきたい。これから30年40年続けていくにあたって、これから先石油

   使ってトラクターや機械を使用して有機農業をやっていけなくなるかも知れないし、できるだけ機械

   を使わないで方法で有機農業を実験的にやっていく必要があると思っている、先を考えて野菜の種と

   りもやっていかなくてはいけない。それができるのがこの指とまれ農場だと思う。

鈴木:農場によく来てくれる子供達も第一世代から第二世代移り変わってきた。来てくれる子供達を育てて

   いきたいなという気持ちもある。いずれ農業をやりたいと言ってくれる子が出てくるかもしれない。

   子供に農的な体験をさせるというのがこの農場のもう一つの大きな役割。農業ジュニアや農業教室も

   続けていかなくてはいけない。

中井:40周年記念イベントをやっていくことになると思うが、沢山の会員さんに来てもらいたいし、来て

   もらった子供たちが楽しめるよう、みな会館の前の土地を馬や羊を飼ってミニ動物園にする案が面白

   いと思っていて土地購入資金の寄付を呼び掛けるなど、目に見えた動きをしていきたい。

鈴木:今年に入り外部から一度農場に来てみたいという声が数件届いている。

中井:40周年の機会に今年は会の内部だけでなく外に意識を向けて新しい風を取り入れたいし、そういう

   活動を継続していきたい。

森: そう言えば昨年末から毎週木曜に古民家で地元の方々への農産物を販売する「木曜市」が始まりまし

   たね。

鈴木:田頭さんの協力のお陰です。月ヶ瀬地区生産者が来て話をしたり、地元の住人さんも来てもらえま

   す。まだ卵しか売れていませんが。

森: 外に向けての発信というのも今年の重要なテーマになりそうですね。

中井:センターのお陰もあり、合併当初と比べてると経営的にも安定してきた。

森: 少し気持ちに余裕がでてきたと感じることと、先ほどのように思わぬところから農場に来てみたいと

   いう声がでたりして、今年は今までやってきたことが良い方向に行くような雰囲気がしますね。しか

   し、これから先を見た時にやはり研修生・後継者が必要という話になりますね。

中井:津田代表からもアドバスされるのだけれど、この指とまれ農場はバランスが大事。経営と会の農場と

   しての役割の両方、単なる農業での金儲けだけではない部分とのバランス、循環的有機農業を続けて

   いくことで今を充実させて未来につなげていきたいですね。自分も鈴木さんと出会ってから20年

   経った。自分たちの後を引き継ぐ人に早く出会いたいですね。

森: そろそろ時間となりました。それでは中井さんに最後カッコよく締めてもらいましょう。

中井:1977に発足して40年経つわけですが、今まで紆余曲折あったけれど、支えてくれた人がいて今日

   がある。これからもこの動きを絶やさず続けていって、この農場をずっと続けていくために今年を頑

   張ります。次につなげることをより意識したいですね。

森:次につなげるために今を一生懸命にやる、いいですね。今日はありがとうございました。

 

この指とまれ農場のこれまで

養鶏を本格的に始める

この指40周年なにをやる?